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ダイナシティの販売済みマンション 高速通信に切り替え 毎秒100メガ入居者 負担増無し

2002/08/05

日本経済新聞 ベンチャー欄
マンション分譲のダイナシティは九月から、販売したマンションを最大毎秒百メガ(メガは百万)ビットの高速通信が可能な物件に切り替える。提携先の情報システム会社のシーファイブドットコム(東京・中央)が従来価格を下回る低価格で提供し、入居者が支払う料金は据え置く。高速通信への需要にこたえ、マンションの価値を高める。 高速通信への切り替えは、ダイナシティのインターネットに常時接続可能なマンションが対象で、二〇〇一年三月末までに完成した物件から始める。販売当時の通信速度は最大毎秒百二十八キロビット。情報技術の進歩で光ファイバーを使った最大毎秒百メガビットの高速通信料金が値下がりし、導入が容易になった。百メガになるとインターネットd映画などの動画情報を円滑に見ることができる。 まず二〇〇一年二月に完成した「デュオ・スカーラ御茶ノ水」(東京・千代田、一九戸)と「デュオ・スカーラ府中駅前」(東京都府中市、三十六戸)で開始する。今後は二十一物件(合計七百一戸)まで拡大する。 シーファイブが光ファイバーの施設工事やルータの交換業務などのほか、サービス導入後のメンテナンスも手がける。 入居者は現在、月額二千五百円程度のネット接続料を支払っているが、高速通信への移行後も価格は据え置く。高速通信切り替え後は、入居者はネット接続料を管理会社を通じてシーファイブに支払うが、同社が従来価格を下回る料金で提供するため、通信設備の変更に伴う追加負担はない。 既存のマンションに光ファイバーを施設する場合、通常はネット接続料金の値上げを伴う。このため管理組合の議決が必要で、入居者の賛同が得られないこともある。ダイナシティは入居者の負担なしで高速通信に切り替えられるため、議決獲得は容易とみている。

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