2002/06/18
日本経済新聞 ベンチャー欄
マンション開発の総合地所(東京、松岡瑞樹社長、03-3660-6911)は情報関連サービスのシーファイブドットコム(東京・中央、鈴木利幸社長)と組み、データセンターを標準装備した賃貸ビルを展開する。入居企業や居住者が高速インターネットや大容量の業務ソフトを利用できる。高速ネットが使える物件は増えているが、専用データセンターを備えるのは珍しい。 第一弾は十一月に賃貸サービスする複合ビル「ルネ・パルティーレ汐留」(東京・港)で、1ギガ(ギガは億)ビットの光ファイバー幹線で専用データセンターと接続する。容量十メガ(メガは百万)バイトのメールサーバーと二十メガバイトのウェブサーバーを標準装備、容量を増やすことも可能。入居者向けにパソコンに関する質問に答えるヘルプデスクも年中無休で提供する。 各企業や入居者まで光ファイバー回線を施設し、毎秒百メガビットの高速ネットも利用できるようにする。 オフィスビルは企業が個別にデータセンターと接続するケースが多いが、自前で接続するより約三分の一のコストで使えるようになる。
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