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ITビルシステムのゼネコン「付加価値をどう付けるかがミソです」

2001/01/01

M&D Report マルチメディア綜合情報55
インターネットマンション。今の時代にピッタリな言葉だが、これを商売にしている会社がシーファイブドットコムである。マンションにサーバーを設置し、居住者がこのサーバーを介して高速インターネットを使う。個別にやるよりも安くて早いだけでなく、サーバー内のメモリーや登録ソフトも共用できる。マンションだけでなく、サーバー内のメモリーや登録ソフトも共用できる。マンションだけでなく、オフィスビルも手掛ける。特に注目されるのが既存の中古ビルも対象にしているところだ。「いまはマンションの方が多いが、新築オフィスビルも増えています。」と鈴木社長の期待は膨らむ。 最近はIT(情報技術)ビルばやりで、最新のオフィスビルでインターネットやLAN(構内情報通信)、イントラネットが使えない例はない。ITが当たり前の時代になっているのだ。ならばITビルとシーファイブドットコムが提唱するビルとはどう違うのか。

大企業の自社ビルなどではビル内にサーバーを設置しているが、雑居ビルは、ほとんどテナントごとにIT環境を整えている。これをビルごとシステム化し、サーバーに登録したソフトも共用できるようにするのがシーファイブ方式で、ビルに設置したサーバーがデータセンターのサーバーのように、ビル内にある複数企業のデータ管理も行うところがひと味違う。 ただ、鈴木社長によると「これはステップゼロにしか過ぎない」段階だそうだ。「ITビルは従来のビルとは人の動き方が変わり、空間の利用法も違ってくる。当社は線引き屋ではないですし、単に設備を充実するだけではなく、トータルにサポートする必要がある」。あえて職種付けをすれば「ITビルシステムのゼネコン」だといったところ。ITビルの定義はむずかしいが、一般には、床上げしたオフィスに、配線やコンセントを組み込んだL字型のデスクを並べ、サーバーを設置、LAN環境を整えたビルのことを想像しがちだが、鈴木社長に言わせると「そんなのはウソで、空間の利用法からセキュリティー、資源管理に至るまでのサポートが必要。配線や設備にプラスαし、どの位の付加価値を付けられるか」が課題だそうだ。

具体的には「例えば100社のテナントがいるビルがあり、各社1人で100人の情報管理者がいた場合、インターネットビルに改造しても100人必要かどうか。コストダウン、価値の向上、収益構造の改善などの観点から、最も効率の良い人数は何人なのかを判断する」。「今のITビルは、入館した人がどの階と、どういうルートを通って移動し、今どこにいるかなどがわからないのですが、私どものシステムでは、それが全てわかる」など、デベロッパーやゼネコンレベルでは考えもしなかったような価値尺度でITビルをデザインしている。いまのところこんな発想を持っている企業は皆無で、競合会社もないそうだ。このため、デベロッパーからだけでなく、種々のビルシステム会社からの協力要請や注文がくるという。

仕事は約10社の設計・構築・運用グループと組んでやっている。00年5月に立ち上げ、その時点で初年度売り上げを5億円の目標としたが、現在は、「50案件程度を手掛ける予定で、目標は達成できる」見通しにあるという。昨10月からは既存ビルのインターネット化営業もスタート、来期は20億円の売り上げに目標を掲げている。

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